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先人の教え

大津波により壊滅的な被害を被った三陸沿岸地区。被災地の悲惨な様子が報じられる中、先人の教えの尊さと、子孫・末裔への強い想いを感じさせられる、いくつかの記事が目にとまりました。そのどれもが、地域に伝承された先人の教訓により、地域住民が危機から救われたという実話です。皆さんもご覧になったり耳にしたことと思いますが、印象に残ったものを紹介させて頂きます。


〈津波てんでんこ〉

「てんでんこ」は「てんでんばらばらに」という意味で、元々は「津波がきたら親や兄弟にも構わず、とにかく高台に逃げろ。そうすれば一家全滅だけは逃れることができる。そうでもしないと逃げ切れない」という度々津波に襲われた苦い歴史から生まれた言葉で、津波から避難することの難しさを示していますが、現在の三陸地方では「自分の命は自分の責任で守れ!」という教訓として使われているそうです

この言葉は三陸地方に古くから言い伝えられているもので、岩手県大船渡市の津波災害史研究家の山下文男氏(87)が、幼少時に父母が語っていた言葉を講演で紹介したことなどがきっかけで広がったそうです。

今回、大津波に襲われた釜石市の小中学校では、津波から身を守る方法として伝わる「津波てんでんこ」が効果を発揮し、全小中学生約2,900人の内、早退や病欠をした5人を除く、ほぼ全員の無事が確認されたそうです。

「てんでんこ」三陸の知恵、子供たちを救う←YOMIURI ONLINEの記事がご覧頂けます。

〈先人の石碑 集落を救う〉

大津波記念碑

高き住居(すまい)は児孫(こまご)に和楽

想へ(おもえ)惨禍(さんか)の大津浪(おおつなみ)

此処(ここ)より下に家を建てるな
 

明治二十九年にも、昭和八年にも津波は此処まで来て部落は全滅し、生存者、僅かに前に二人後ろに四人のみ。幾歳(いくとせ) 経る(へる)とも要心あれ。  

岩手県宮古市の姉吉地区にある石碑(大津波記念碑)に刻まれている言葉です。
姉吉地区では明治三陸地震(1896年)と昭和三陸地震(1933年)による2度の大津波に襲われ、生存者がそれぞれ2人と4人という壊滅的な被害を受けました。
その昭和三陸地震津波で生き残った住民が
海抜約60メートルの場所にこの石碑を建てました。
その後は全ての住民が石碑より高い場所で暮らすようになり、今回の東北地方三陸沖大地震の起きた11日も、大津波警報発令と同時に、住民たちは高台にある家を目指して坂道を駆け上がり、難を逃れたそうです。巨大な津波は濁流となり、漁船もろとも押し寄せてきたそうですが、その勢いは石碑の約50メートル手前で止まったと言います。
地区自治会長の木村民茂さん(65)「幼いころから『石碑の教えを破るな』と言い聞かされてきた。先人の教訓のおかげで集落は生き残った」と話しています。

「此処より下に家を建てるな」 先人の石碑、集落救う←YOMIURI ONLINEの記事がご覧頂けます。

〈明治の教訓 15㍍堤防・水門 村救う〉

これが公共事業だ!岩手県普代村の奇跡 3,000人の村の堤防があの津波をはね返した!

岩手県北部にある普代(ふだい)村を守ったのは、普代川の河口と市街地を隔てる全長250メートルの「普代水門」と、集落と港の間に立つ建つ全長155メートルの「太田名部(おおたなべ)防潮堤」が守った。いずれも高さは15.5メートル。
「命があるのは防潮堤を造った先々代の村長のお陰」と住民は感謝する。
村は1896年の明治三陸津波と1933年の昭和三陸津波で計439人の犠牲者を出している。防潮堤は1967年に県が5800万円をかけ、水門も84年に35億円を投じて完成したが、この計画は当初「(防潮堤が)高過ぎる」と、多くの批判が寄せられた。しかし、当時の和村幸得村長(故人)は「15メートル以上」を主張。「明治に15メートルの波が来た」という言い伝えが、村長の頭から離れず、「いつか理解してもらえる」と意志を貫いた。
今回の津波で普代村も防潮堤の外にある6か所の漁港は壊滅状態となり、船の様子を見に行った男性1人が行方不明になっている。しかしながら、村内の住民3,000人あまりは全員無事で、1,118世帯には浸水もなかった。

りわりんの健康生活←個人の方のブログですが、普代村の防潮堤・水門の画像も確認できます。


過去の悲劇を繰り返さないように!という先人の願いが込められた教訓。そして、教訓を心掛け、伝え継ぐことで救われたという数々のエピソード。
先人の教えに学び、歴史に学ぶことの尊さを知らされました。何事にも通ずるそのことを忘れずに、共に生きていきましょう。

がんばろう東北!(山本智巳)

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