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さだまさしコンサートにて…。最終回

 長い間お付き合いいただいた「さだまさしコンサートにて…。」ですが、ようやく最終回を迎える事になりました。
 前回お約束したとおり、菅原船長さんと遠野市長さんのお話しをしたいと思います。
 前にも述べましたけど、これは、あくまで私がさださんのコンサートで聞いた話を思い出して書いてますので、実際とは違ってたり、脚色している部分もあると思いますが、ご了承下さい。 

  GUM10_CL07026.jpg

 気仙沼と大島を結ぶフェリーの船長さん、菅原船長さんのお話です。

「あの津波の時、菅原船長さんは「津波が来たら海へ逃げろ!」と先輩たちから言われた事を思い出して、全速力で海へ逃げたんだそうです。そしたら津波にグワーっと乗り上げて「もうダメか!」と思ったんだそうですけど、何とか助かってホッとしていると、すぐに第2波が来たんだそうです。第2波が一番大きかっそうですね。20㍍あったんだそうです。
 あの状況にあって、先輩たちの「津波が来たら海へ逃げろ!」の言葉を信じたから助かったんですね。
 今は、気仙沼と大島の間を無償で人を運んだり物を運んだりしているんです。「まっ、できる限り精一杯やりますよ。」なんて言ってたんですけど。」

GUM10_CL07042.jpg

 そして、こんなお話しもして下さいました。
 
「遠野市長さんと会う機会があったんです。その市長さんの話を聞いて感動しちゃってね…。
 遠野市長さんは、もしも大きな地震が来て、大津波が来れば、こういう内陸の方に、支援本部とか、そう言うところが必ず必要になってくる。そう言う時のために、遠野市では、いざという時のために、そう言う施設を作ったんだそうですね。普段は他のことに使って、いざという時には、すぐに対策本部として使えるように。
 それで、近隣の市町村にも訴えたそうなんですが、誰一人として「そんな事あるはずがない!」と本気にしてくれなくて、課長さんとか係長さんクラスの人しか寄越さなかったんだそうです。
 ところがこうなった…。
 すぐに支援本部として使えるようにその場所を明け渡して、そして、遠野の人たちに
「ひとり、おにぎり2個でいいから、にぎって持ってきて欲しい。」とお願いしたんだそうです。そしたら沢山おにぎりが集まったんだそうですね。そのおにぎりを食べてもらって、被災地へ行ってもらう事ができたんだそうです。」

 このお話を聞いて、私も感動してしまいました。
 遠野市って言うと、柳田国男の遠野物語が有名ですよね?民話の里とか、カッパの里なんて言われてますけど、私も何度かは通っているんです。でも、ただ通るだけで、実際は立ち寄った事もありませんでした。 

カッパのイラスト 

 こんな話を聞くと、居ても立ってもいられず、遠野を見てみたい。その支援本部を見てみたい。
 そして、おにぎりを握ってくれた遠野の人たちと会ってみたい。そんな気になりました。 

GUM03_CL15009.jpg

 ちょうど、試食会で花巻に行く機会がありましたので、試食会の翌日、午前だけお時間をいただいて、遠野まで行ってきました。
 場所も分からず、道の駅で教えてもらいながら行ったんですけど、実際にその場へ行くと、どうしてなのか、足がすくんでしまったんですね。
 体育館みたいな大きな建物の脇を通っていくと、すぐに玄関が見えたんですけど、そこにはテントが張られていて、洗濯物が沢山干してありました。玄関脇にも、数台の洗濯機が置いてあって、被災地での支援活動が生々しく感じられました。皆さん、被災地へ出掛けられてるんでしょうね。2~3人しか見あたらなかったです。道の駅の人の話ですと、朝7時30分にはここを出られるんだそうです。
 私みたいな者が来れるような場所ではない。どうしてここへ来てしまったんだろう?野次馬みたいに思われたらそう言う人たちに申し訳ない。なんか“聖地”みたいに感じて、ただ、玄関に向かって一礼してその場を後にしました。
 
 そんな訳で、帰りはとても凹んでしまいました。
 でも、こんな思いが湧いてきました。
 「人間って凄いよな。」と…。
 震災直後は「人間って弱いモンだな。自然の前には為す術もないものな。」なんて思ったんですけど、そんな事はない!ホント人間って凄いと思いました。
 あのように、全く見ず知らずの人の為に一生懸命になれるし、あれだけの被害を受けても、堂々と立ち向かって行くんですから…。
 ホント人間って凄い!
 なんかとっても勇気をもらったような感じになりました。

 最初は凹んでしまったんですけど、やっぱり行って良かったなと思って帰ってきました。

 何もできてませんけど「自分の仕事を精一杯するのも支援なんですよ。」と言う誰かの言葉を励みに、まずは自分のできる事を一所懸命やって行かなければなと思ってます。

 さだまさしさんのコンサートがご縁で、こんな感動をいただきました。 
 
 
 
 長い間お付き合いいただいた「さだまさしコンサートにて…」ですが、何か一つでも、皆さんの心に響いてくれればありがたいですね。
 ありがとうございました。

F1000038.jpg ←遠野までの途中、眼鏡橋があるんですが、こんな「絆」のツリーがありました。夜になるとライトが点灯して、きれいに映し出されるんでしょうね?
  (門脇公博)
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東北醤油株式会社から口福情報をお伝えします。

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