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気仙沼復興サンマ

岩手・宮城・福島被災三県巡礼の研修旅行で訪れた宮城県気仙沼地区。東日本大震災の大津波や火災で大きな被害を被った地区です。

私自身、気仙沼は震災前には何度も訪れた土地でした。仕事でもプライベートでも何回も訪れたことのある場所だけに、震災発生当時TVに映し出される津波の映像や被災状況などを見て、「あんなに綺麗だった気仙沼が…」と声を失ってしまうほどの衝撃を受けたことを思い出します。

気仙沼というと南三陸に位置する風光明媚な土地で、気仙沼港は三陸沖で創業する漁船の主要な水揚げ港として賑わい、その岸壁には遠洋漁業の船が数多く停泊していて、マグロやサンマ、フカヒレの原料となるサメなどが水揚げされる大きな魚市場があって、いかにも港町という雰囲気で活況を呈していたという印象がありますが、今回研修旅行で訪れた気仙沼はこれまでとは全く違っていました。

海に面している魚市場は地震により地盤が沈下し、満潮時には海水が流れ込むこともあるんだそうです。また、気仙沼港近くにあった大きなお土産屋さんの建物をはじめ、周辺の建物は殆ど津波によって流されていて、瓦礫は撤去されていたものの、建物の基礎部分だけが残り、そこには雑草が生えている状態でした。

気仙沼1 ←海に面しているのが魚市場です。
気仙沼2←基礎部分だけが残され…。   

海産物加工場がたくさんあった鹿折(ししおり)地区は特に被害が大きく、未だに津波によって流された大きな漁船が道路脇に残されていました。 
気仙沼4←鹿折地区に残された漁船。

津波によって流された建物の痕跡は確認できましたが、辺り一面に散乱していた震災瓦礫の撤去は想像していたよりも遙かに進んでいて、一年半という時の流れと日本の底力というか、復興に向かうエネルギーのようなものを感じさせられました。作業に当たられた人達の苦労には本当に頭の下がる思いです。現在は魚市場も再開され、徐々に復興へと向かっていることが窺い知れる場面も多くあり、何とか元通りの活気のある街に戻って欲しいと願うばかりでした。

さて、その気仙沼の復興を象徴するものの一つに気仙沼復興サンマがあります。
私達が宿泊した気仙沼プラザホテルさん。
下の画像をクリックすると気仙沼プラザホテルさんのHPにジャンプします。
以前にも家族旅行で宿泊したことがあったんですが、館内もリニューアルされ、新鮮で豪華な魚料理が最高に美味しくて、眺望も抜群なとても良いホテルさんでしたよ
気仙沼プラザホテル様

宿泊の翌朝、僅かでも復興に役立てるならと思い、気仙沼土産に気仙沼復興サンマを送ってもらおうと思って、ホテルに隣接する気仙沼おさかな市場さんへ行ってみました。そしたらありました、ありました。その日の朝に水揚げされた新鮮な気仙沼復興サンマが。

お魚市場1←屋上展望台から見るおさかな市場

サンマは魚体の大きさ別に三種類に分けられていたんですが、店の人がその中で最も魚体が大きいもの(全長30~35㎝ぐらい、胴の幅も5~6㎝はありました。)は「幻のサンマ」と呼ばれるんだと教えてくれました。「幻のサンマ???」聞き慣れない言葉に「どうして幻なんですか?」とお聞きすると、こう教えて下さいました。
魚屋さんV 「こういう魚体の大きなサンマはサンマ漁の始めにしか獲れない貴重なサンマでね、他に行ってもチョットお目に掛かれないよ。このサンマはね、もちろん生(刺身)でも食べられるんだけど、生(刺身)だと普通のサンマと違いが分かりづらいかも知れないね、これは焼いて食べると一口で違いが分かっちゃう。何てったって脂のノリが普通のとは全然違うからね」 


説明を聞いて幻のサンマを見せてもらうと、なるほど普通のサンマを二回りも大きくしたようなサンマでした。それでいて尻尾の方を掴んで持ち上げると日本刀のようにピンッ!と立つんですから、新鮮なのは間違いなしってことですね。それを見て秋刀魚という字が充てられたことが腑に落ちたような気が…。

その説明を聞いて、「こりゃあもう買うしかない」ってことで、自宅と親類宅用にクール便の手配をさせてもらい、次の目的地へと向かったんです。

移動中の車内では前日の夕食に供されたサンマの刺身を思い浮かべ、「帰ったら幻のサンマが食べられるなぁ」と思う反面、「今や日本全国どこでも新鮮なサンマは手に入るから、お土産と言って果たして喜んでくれるだろうか」という一抹の不安を抱えてもいたのですが……………。

気仙沼のサンマ

そんな心配など無用でした。 今回の旅行で最も喜ばれたおみやげが、この気仙沼復興幻のサンマだったんです

気仙沼から送った翌日にはクール便が宅配されたようで、送った先々やお裾分けしたご近所さんから、「あんなに大きいサンマなんて見たことない、食べても脂が載ってて最高に美味しかった」という感激の声が数多く聞かれたんです。旅行から帰って食べた幻のサンマの味はヤッパリ格別でした。(喜)

僅かでも復興のお手伝いができて、贈った方も贈られた方も喜べる。そんな気仙沼復興サンマ。美味しいサンマを通じて、売る側も、買う側もお互いに喜べる。これは良いことですよね。

サンマの旬は8月後半から10月いっぱいだそうです。時期的にもう幻のサンマは手に入らないかと思いますが、まだまだ脂の載った旬のサンマがおいしく食べられそうです。機会があったら気仙沼復興サンマの気仙沼に足を運んでみてはいかがでしょうか。(山本智巳)
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